阿部亮平に堕ちるまで。

遡ること2017年の3月。

 

私はPrince(現・King&Prince)の岸担だったため、岸くん目当てで宮舘担の友人と共にジャニーズJr.祭りに足を運んだ。

 

その時はSnowmanの印象は空気でしかなく(←)、友達が好きな宮舘がいるグループという以外に印象はなかった。

しいて言うなら佐久間のダンスが一番好みかなーくらい。

あ、あと大してカッコよくないのにやたらカッコつける人たち←こら

阿部ちゃんに関しては、時々他のJr.から真面目エピソードを耳にしたからなんとなく真面目な人なんだろうなー、でも少し芋っこいよなー、くらいの印象しかなかった←

確実なのは、可愛いと思ったこともかっこいいと思ったことも一度もなかった。

 

Jr.祭り中も私は岸くんオンリーをロックオン。

岸くんがステージにいないと、つまんないなー、岸くん見たいなー、と思っていた。

勿論、Snowmanが出ている時もだ。

 

その日はそのまま、岸くんにお手振りも貰い、頭の中岸くんまみれのまま帰ってきた。

はずだった。

 

帰宅後、ずっと頭から離れないメロディがあった。

Princeの曲ではない。

なんの曲かわからなかったので、Jr.祭りで聞いた曲の中で覚えているものを少クラの録画を見漁って探した。

 

それは案外すぐに見つかった。

SnowmanのAcrobaticだった。

あのちゃららっちゃっちゃっちゃっちゃちゃ♪というイントロがずっと頭から離れなかったのだ。

見つかってからは結局PrinceではなくAcrobaticをチャプター分けしてヘビロテしていた。

今思えばそれがすべての始まりだった――

 

 

その後私はAcrobaticを気に入ってしまい、Jr.祭りから数日経ってもヘビロテしていた。

そんな時あることに気付いてしまった。

 

 

……阿部ちゃんて細くない?

 

 

細いイコール私の好きな体型。

それから初めて私は阿部ちゃんに注目してみることにした。

 

この人ずっとニコニコしてるなー、Snowmanてカッコつけのイメージだったけどこんなアイドルな人いたんだなー。

 

それから私の中のSnowmanで一番好きな人は阿部ちゃんになった。

 

ただ、その時はファンにならず、そのうちAcrobaticにも飽き、私はいつもの生活に戻った。

 

 

――それから1年が経った。

 

岸くんは無事にデビューも決まり、デビューが楽しみなような、ちょっと不安なような思いを抱えながら日々を送っていた。

 

そんな中、2018年もジャニーズJr.祭りが決まった。

岸くんはデビューが決定しているため出演はしなかった。

 

しかし私はどういう流れだかは覚えていないが、Jr.祭りに宮舘担と一緒に行くことになった。

(名義貸すときに一緒に行くとか言ったんだっけな笑)

単独と合同1度ずつ。

 

まずは単独。

宮舘担の友人は体調不良で来れなくなってしまったため、急遽海老担の姉と行くことになった。

友人に借りる気満々だった私は持っていくペンラも団扇もなかったため、双眼鏡だけを持って参戦することにした←

これが間違いだった。

 

双眼鏡持ってきたはいいけど誰見ようかなー、Snowmanかー、阿部ちゃんでも見とくか―。

 

そんな軽い気持ちで双眼鏡で阿部ちゃんを追いかけてしまった。

 

私が双眼鏡で見た阿部亮平は"大してカッコよくないのにやたらカッコつける人"でも"芋っこ"くもなかった。

 

ずっと笑顔でとても楽しそうにファンの子に投げチュー等のファンサをしているスーパーアイドルだったのだ。

 

……あんな楽しそうにすすんで投げチューする人初めて見た。

 

公演後私の頭の中は阿部亮平でいっぱいになってしまった。

この感情がどういう感情なのか、今まで2人自担を増やしてきた私はすぐに分かった。

私は腹をくくって、半ば諦めるようにこんなことを考えた。

 

「合同公演に行ってもやっぱり阿部ちゃんが好きなようなら、阿部担になろう。」

 

 

そして合同公演の日がやってきた。

 

合同公演は宮舘担の友人が来れたので、団扇は友人の宮舘の団扇を半分持つことになった。

ペンライトは、Snow Dreamの演出のこともあるし、私もペンライトを持って楽しみたかったので、申し訳ないけどキントレのPrinceのペンライトを持つ事にした。

 

公演が始まり、始めのうちは阿部ちゃんだけでなく樹さんとかうみんちゅとかいろんな人をまんべんなく見ていた。

しかしやはりどうしても阿部ちゃんが気になってしまい、阿部ちゃんを目で追ってしまった。

合同公演でも変わらず阿部ちゃんはスーパーアイドルだった。

楽しそうに投げチューやエアハグ等のファンサをしている阿部ちゃんを見ているうちに、私の中で一つの感情が生まれた。

 

阿部ちゃん可愛い!

 

私にとってこの感情はとどめの一発だった。

私の持論だが、外見ではなく内面に関して可愛いという感情を持ってしまったら、そこにはもう愛情があると思う。

つまり、内面に関して可愛いと思ってしまったら、それはもう自担なのである。

 

その為、可愛いと思ってしまった瞬間私は諦めた。

阿部担になろうと決めたのだ。

 

 

ただ、公演後に一つの不安が生まれた。

私は2017年にも自担が一人増えかけたことがあったのだが、今回のように「Jr.祭りに行ってもなお好きだったらファンになろう」と思っていたら彼はJr.祭りを前に事務所を辞めてしまったのだ。

突然こみ上げる恐怖と不安。

涙をぼろぼろ流した記憶。

私はそれほどのリスクを抱えても阿部ちゃんを応援出来るのだろうか。

阿部ちゃんも2017年の彼のように突然いなくなってはしまわないだろうか。

 

私は友人にその思いを打ち明けた。

友人は「阿部ちゃんなら大丈夫」と何度も言ってくれた。

今思えば友人はJr.祭りの後で頭の中宮舘くんでいっぱいだったから私の話をどのくらい真面目に聞いてくれていたのか、適当に相槌を打っていたような気もするが(笑)、一つ言えることは、あの時に阿部ちゃん辞めちゃうかもよと言われていたところで、私は阿部担になる道に進んだのではないかと思う。

何故なら私はあの時既に心のどこかで阿部ちゃんへ信頼の感情を抱いていたから。

 

阿部ちゃんなら大丈夫。

その言葉が聞きたかっただけなのかな。

きっと友人が言わなかったら私が自分で言っていた。

 

そして私は阿部担になった。

 

 

――あれから5か月が経った。

 

阿部担になってすぐ、次の現場も決まっていないのに私は阿部ちゃんの団扇とサマステのペンラに入れるシートを作った。

いつ使うのやらと思っていた現場は案外すぐにやってきた。

 

Summer Paradise 2018に私は2回参戦することが出来た。

運よくどちらも前から6列目。

阿部ちゃんは2回ともこんな私に構ってくれた。

あの時双眼鏡で遠くから眺めていたようなファンサを私も貰うことが出来たのだ。

 

 

阿部担になった今、私はとても幸せな毎日を送っている。

毎日阿部ちゃんを見てはかわいー!かっこいいー!!と繰り返している。

流石に自担が4人もいたら追いきれない時もあるけれど。

これからも私の自慢の自担の一人として応援していこうと思う。

阿部ちゃんを信じて。

 

阿部ちゃんありがとう。

これからもずっと大好きです。